1室 日本画

展示中

四季を愉しむ ― 春

3/13(水)~ 4/22(月)

日本画の展示は年8回に分け、その季節にふさわしい優品を中心に紹介します。うららかな春爛漫の候を迎える今回は、粋な細面の江戸美人を描いた蹄斎北馬《桜下美人図》江戸時代後期、スギナ・土筆の生える春野を描いた落合朗風《春萠》昭和11年、鳥が留まる紫木蓮を描いた西 晴雲《木蓮図》昭和21年など、この時期の季節感を描いた作品を中心に展示します。

 

橋本明治《朝陽桜(縮図)》1968(昭和43)年頃

橋本明治《朝陽桜(縮図)》1968(昭和43)年頃

1室 洋画

展示中

開館20周年記念 洋画のなかの"水"

11月28日(水)~4月15日(月)

島根県立美術館は宍道湖の畔に建ち、表情豊かな水の姿をいつでも眺めることができます。そのロケーションから「水と調和する美術館」をコンセプトとし、「水を画題とする絵画」を収集方針のひとつに掲げた当館は2019年3月に開館20周年を迎えます。そこで今回は、当館の日本近代洋画コレクションの中から”水”を描いた選りすぐりの作品を紹介し、あらためてその表現の面白さ、多様性を感じていただければと思います。多くの画家によって描かれた海、川、湖などの水辺の風景をとおして、様々な”水”の姿をどうぞお楽しみください。

◆ギャラリートーク 2月9日(土) 14:00~

※都合により会期が変更になりました。

吉田博《黒部川の吊橋》1918(大正7)年

吉田博《黒部川の吊橋》1918(大正7)年

1室 西洋絵画

展示中

絵のなかの物語

11月28日(水)~4月15日(月)

当館所蔵の西洋絵画から、物語の一場面を描いた絵画など、ストーリー性のある19世紀フランスの作品をご紹介します。
その中の1点、リュック=オリヴィエ・メルソンの《エジプト逃避途上の休息》は、伝統的なキリスト教美術の主題を描いていますが、印象的な夜の場面に異教の神話の生物スフィンクスのリアルな像を配し、新しいイメージを生み出しています。
本展で、絵から思い起こさせられるストーリーをお楽しみ下さい

◆ギャラリートーク 3月10日(日)14:00~(約30分)

※都合により会期が変更になりました。

学芸員の一押し

リュック=オリヴィエ・メルソン《エジプト逃避途上の休息》

1880年

本作品は、キリスト教美術でよく扱われる「エジプト逃避途上の休息」が主題となっています。メルソンは、聖家族が疲れて眠っている様子を、緻密に描きました。スフィンクスの胸に、聖母マリアがもたれかかり、そのマリアに抱かれた光り輝くキリストが見えます。地面にはヨセフが横たわり、つながれたロバは草を食べているようです。メルソンは、印象的な夜の場面に異教の神話の生物スフィンクスのリアルな像を配し、新しいイメージを生み出したのです。

リュック=オリヴィエ・メルソン《エジプト逃避途上の休息》 1880年

リュック=オリヴィエ・メルソン《エジプト逃避途上の休息》 1880年

2室 版画

展示中

国際舞台へ リトグラフ・シルクスクリーン

2月13日(水)~4月1日(月)

1960年代、国際的な版画展が諸国で開催されるようになると、日本の作家の活躍は著しく、それは世界の現代版画の方向性をも形成するものでした。技法は習得するための職人技としてではなく、自己の表現のために刷新してゆくべきものとして取り組まれ、意欲作が生まれる結果となりました。この度の展示では、国際展で受賞した作家を中心にご紹介します。

◆ギャラリートーク 2月23日(土) 14:00~

 

学芸員の一押し

草間彌生《靴をはいて野にゆこう》

1979年

 草花と一体化したようなヒモのある靴が描かれています。ファンタジックな色使いと作品名は、どこへでも連れて行ってくれる魔法の靴を連想させます。靴の表面と内側、植物の葉や花に至るまで、無数の細胞のような網目が埋め尽くしています。草間にとって描くことは、子供時代の幻視を克服することでした。

 草花や果物、カボチャを描くのは、実家が松本市で営んでいた種苗業に由来します。家で栽培する花を観察したスケッチブックが残されています。一方で、人間が食べ物を食べなくては生きていけず、生きるためには食べることをやめられず、死ぬまで食べ続けるという事実は、草間にとって考え出すと恐怖感につながってゆくことでした。描くことで、事実の重さに窒息しそうな自身を治癒してゆこうとするのです。

 本作はシルクスクリーンの技法で刷られており、草間の版画制作の最初期に位置づけられます。版画ではモチーフを日常生活で親しんだ身の回りのものから選びます。モチーフは草間特有の網目によって増殖してゆくように形づくられ、無限のエネルギーを発散しています。網目がときには輪郭を超えて、背景をも覆いつくしてゆくことで、描かれる対象は網目にその存在を凌駕(りょうが)され、図から地へ反転させられ、存在そのものが消滅してゆくようです。ここに版画という複数性の技法が介在することで、草間の増殖行為は繰り返され、逆接的な消去作業をさらに後押ししていると言えます。

草間彌生《かぼちゃ(黄)》1992(平成4)年

草間彌生《かぼちゃ(黄)》1992(平成4)年

3室 工芸

展示中

焼きものにみる造形と模様

2月13日(水)~5月13日(月)

◆ギャラリートーク 3月23日(土) 14:00~

 


 WS   要コレクション展観覧料  ※終了いたしました

てのひらワークショップ 「シルエットで見る、モノのかたち」
 

原 清(はら きよし)さんは黒い釉薬を使って影のようなシルエットでお花や動物を描きます。
身近なものをシルエットで描くちぎり絵を作って、その場限りの特別展示室を作ります。

ワークショップ詳細へのリンクボタン

 

左:原清《鉄釉馬文大鉢》1996年頃、右:三原研《炻器起源》2009年

左:原清《鉄釉馬文大鉢》1996年頃、右:三原研《炻器起源》2009年

4室 写真

展示中

光の化石ー森山大道1974-1990

2月14日(木)~5月13日(月)

 島根ゆかりの写真家・森山大道(1938-)は、確固とした一貫性をもちつつ、変貌をとげてきました。その重要な転機は、まず60年代末から70年代初頭に訪れます。「擦過」という言葉に示されるように、常に変容する外界と自己の生の時間が交差する一瞬を捉えました。「写真」という存在そのものを問い直し、写真否定の極に立ったのです。
 今回の展覧会では、続く80年代の重要な転換期に焦点を当てます。写真とは「光と時間の化石」である、という結論を導いた森山の思考を追います。70年代後半から80年代を中心にコレクション約120点で展観します。

◆ギャラリートーク 5月12日(日) 14:00~

展示のチラシをご覧いただけます。(.jpg画像がひらきます)

■ チラシ(表面) 

■ チラシ(裏面)

5室 彫刻・小企画

展示中

北斎展第二会場

2月8日(金)~3月25日(月)